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スリランカの建築家、ジェフリー・バワをご存知ですか?
今やビーチリゾートの代表的存在となったアマンリゾーツの代表、
エイドリアン・ゼッカ氏が最も影響を受けたいう、伝説的な建築家です。
2日目に宿泊した「ヘリタンス・カンダラマホテル」
バワ最高傑作のひとつと讃えられるホテルで1991年に建てられました。
ダンブッラの山奥にある建物は、
①自然と建築の共生、②内と外の境界の消滅、③人工と天然の融合など、着目すべき点が多数あります。
蔦に覆われている建物は、独特な外観です。
エントランスからラウンジへ抜ける回廊はむき出しの岩があります。
吹き抜けには、バワお気に入りの彫刻家、
ラキ・サナナヤキの巨大なフクロウの彫刻があります。
バワの言葉通り、「やがてこのホテルは木々に覆われ、
自然に還るだろう」。
数年後にはすっぽりと蔦に覆われ、
その存在を森に包まれてしまいそうです。
4日目が「ジェットウィング ライトハウス」
世界遺産の街ゴールから車で10分、
インド洋沿いに位置するホテルです。
晩年のバワが最も愛した「ライトハウス ホテル」です。
ホテルのテーマは、怒り、哀しみ、
そしてその全てを包み込む慈愛。
海岸に打ち寄せる南インド洋の波は荒々しく、
生命に溢れているようです。
土地のもつ力に、バワの建築が融合しています。
エントランスの螺旋階段の彫刻は、ポルトガル人が攻め込み、
山の上のキャンディ王朝を支配するまでを描いているそうです。
階段を上るとふと視界が開け、インド洋が広がります。
ここから見る夕陽は、バワお気に入りの場所だったそう。
バワは人が最も心地よく感じる空間を作る天才。
5日目に「ザ ブルーウォーターホテル」
1996年、西海岸に完成したバワ最後のリゾートです。
晩年のバワは、余分なものを全てそぎ落とし、
ミニマムなデザインに辿り着きました。
ここはライトハウスと打って変わって、
静かで安らかな空気に満たされています。
建物は直線的なデザインで構成されており、
直線を繰り返した回廊は、
永遠に続くかのような錯覚に陥ります。
池、プール、そして海と、
「水」が繰り返されていくのも特徴です。