ジュエリーショップ・デザイン/トルコ至宝展に行ってきました。
2019年6月14日(金)~7月28日(日)
会場:京都国立近代美術館(岡崎公園内)平安神宮鳥居横。
「トルコ至宝展」は東京と、京都で開催しました。
東西文明の十字路で育まれた歴史遺や財宝が、約170点。
アジアとヨーロッパにまたがる交易の要地だったトルコは、多様な文化を受容と融合して、比類ない美を育んだのがわかります。
イスタンブルのトプカプ宮殿博物館が所蔵する貴重な宝飾品、
美術工芸品のなかでも、「チューリップを愛でた」宮殿の生活、
チューリップが大切にされた意味やオスマン帝国の美意識と文化、
芸術観が紹介されました。
特にスタートの王座の上に高く吊るされた、巨大な六角形のエメラルド3個を使った飾りに驚きました。
もっとびっくりしたのは、観にいている方々が、気が付いていないようにスルーしていること。
王座の2.5m位上だったので、気が付かなかったのかな?
王座用吊るし飾り
18世紀後半、金・エメラルド・ラフなカットのダイアモンドと可愛い天然真珠(小さいけしかな?)
長さ:19cm 幅:17cm 全長:43cm
19×17cmって図録のサイズですよ。
その大きなメロンサイズ?の中に、3個のエメラルドがバンバンバン。
ありえないでしょ。
本当ですか?
宝石鑑定士の血が騒ぐ!
透明度も高く、インクルージョンが見たい。。。
王様の王座飾りですものね。
そりゃそうでしょう。。。
ターバン飾りもベルトも・・・。当時の最高工芸技術と贅を尽くした素材感が素晴らしい。
しかし次のコーナーに移ったら。宝飾短剣があり、強大な長さ10cm以上・結晶のエメラルド持ち手。
これにも一人だけで大騒ぎでした。
同行した友人の肩を、バンバン叩きました。
スルタン・メフメト4世の宝飾短剣
1664年
鋼鉄、エメラルド、ダイアモンド、七宝、金
長さ:32cm
凄い!巨大!何処の産地か知りたい!と騒いでいるのは私だけで。
オスマン帝国のスルタンと日本の皇室の交流を示す品々のほか、
明治期の日本美術品もあり、両国の友好関係も感じられました。