ジュエリーショップデザイン/バブル時代の建築物に付帯している造形物の保護のデザインを担当させて頂きました。
Nigel Coates – THE WALL
ザ・ウォール &ペンローズ・タワー
東京都港区西麻布
○建築を造らないイギリスの建築家ナイジェル・コーツのデビュー作
○「古典とアバンギャルドの融合」 がテーマ
○どこをとっても変な意匠だらけの、まさにバブル期ならではの
建築物
作者が有名になり作品の価値が更に高まったことにより、作品を保護する目的で作品全体をガラスで覆うショーケースのようなイメージでの制作依頼をいただきました。
ガラスに特化した会社に依頼し、防犯と紫外線カットによる造形物の保護、美術館のような作品価値を上げるガラスにすべく低反射合わせガラスを使用しました。
照明の光をほとんど映りこませないため、ディスプレイがよりクリアに見えます。
大型のガラスのため足場を組み、慎重にはめ込んでいく作業でした。
Nigel Coates(1949年生まれ)は、イギリスの建築家、作家、そしてインテリア、展示会、製品、照明の多彩なデザイナー。
常に建築や物体の意味を問い続け、すべてのプロジェクトに情熱と少しの皮肉、直感を持って挑み。
アートとデザインを包括的に提案するスタイル。
ハンリーキャッスル文法学校で教育を受け、ノッティンガム大学(1968 – 71年)と建築協会(1972 – 4年)で学び。
1985 – 2006年にDoug Bransonと共にBranson Coates Architectureを設立。
2006年に彼自身の建築とデザインのスタジオを設立。
現在、ロンドン建築学部とRavensbourne大学で教授として従事。
2012年に、Nigel Coatesは、建築教育への多大な貢献により、RIBA Annie Spink Awardを受賞。
彼の作ったプロジェクトで、日本国内の有名なものは、
CaffèBongo(1986年)
Noah’s Ark(1988年)
Wall(1990年)
Art Silo(1992年)