ジュエリーショップデザイン・バルプランニング/鬼滅の刃のヒロイン禰豆子(ねずこ)の着物の柄(麻の葉文様)
前を通りかかった子どもが、お店の入り口を指差して。
『あ!禰豆子(ねずこ)のお店だ!』
超人気作品『鬼滅の刃』のヒロイン、竈門禰豆子(かまどねずこ)。
その禰豆子(ねずこ)の着物の柄が、お店のあちこちに配置されている麻の葉文様だったから。
熊本市の高柳時計店は127年の歴史があります。
戦争で空襲に遭い、大洪水で水没し、火災で焼け、地震で全壊。
その度にお客さまに支えられ、助けられて再建して来られました。
ご提案した、この柄を選ばれた理由は、すくすくと成長し、無病息災で長生きするという意味があり、魔除けの文様として使われたからでした。
大麻の葉をあしらった図柄は、日本の伝統文様で、基本的な形は「正六角形で幾何学的な形である」葉の形に似せたり様々な種類があります。
平安時代には仏教の尊像の衣服の図柄に使用されていたようです。
元々魔よけの意味がある、三角形が集まってできた六角形は、より強力な魔よけの力があると考えられていたようです。
和の雰囲気を感じさせるシックな和柄紋様(麻の葉文様)の装飾ですが、飾りとしてだけではなく、非常に大事な機能があります。
実は排煙窓が裏側に隠されており、排煙窓を装飾するだけではなく、防犯面でも侵入経路を塞ぎ安全性を高めているという二つの機能を備えた優れたものなんです!
そして今度、この金物のメーカーのカタログに掲載したいので、撮影させて欲しいと連絡がありました。
設計デザインのおかげで思いがけない広がりを見せていると喜んで頂けているようです。
更に店内には24時間換気の換気扇に加え、薬品を多く使用する工房、流し台、お手洗いの計3カ所にそれぞれ換気扇を設置。これでもかというくらい換気を徹底できています。
今の時期は新型コロナの影響が懸念されますが、この排煙窓のおかげで店内の換気はバッチリです!