京都国立近代美術館で開催中の、「技を極める―ヴァン クリーフ&アーペル ハイジュエリーと日本の工芸」を観に行きました。
2017年4月29日スタートして、6月30日で5万人の来場とは人気の凄さが伺えます。
開期としては~8月6日(日曜日)までです。
「ヴァン クリーフ&アーペル」
ハイジュエリーと日本の工芸を対比し、日本とフランスの「熟練技術の粋」を紹介していました。
展覧会の構成は、3セクション。
1セクションは、
ヴァン クリーフ&アーペルの歴史と題して、
やや目線低めの展示になっており、上部前から一連を観察して、
後ろに回って再度見るような配置でした。
作品の間隔が短いので、横から見ることはできませんでした。
個人蔵のネックレスもありました。
1906年のヴァン クリーフ&アーペル創立から
現代に至るまでの100年にわたる歴史的展開を提示しています。
<フューシャ クリップ>1968年
デザインや制作技術の変遷が見られる約80点の作品を展示します。
2セクションの、技を極めるは、
様々な素材を組み合わせ、技を極めたハイジュエリー作品約100点と、
日本の工芸+美術品=「創造絶する技巧」の七宝や陶芸、漆芸、金工などの作品、
約50点を比べながら鑑賞できます。
奥行きのある展示なので、近々で眺めるという展示ではないようでした。
《スペインの踊り子クリップ》1941年
3セクションは、文化の融合と未来
「技を極める」というテーマで構成され、アクリルのハイボックスにセッティングされていたので、近距離で前後左右の四方から舐めるように観察できる、素晴らしい展示でした。
特にハイジュエリーの秀逸な作品が約80点と、日本の工芸作家の作品を組み合わせて展示されていました。
<バードクリップ&ペンダント>1971-1972年
未だの方はお早めに。