「グレース・ケリー展」~モナコ公妃が魅せる永遠のエレガンス~に行ってきました。
2017年3月6日(月)まで
阪急うめだ本店9階 阪急うめだギャラリー
会場に入ると一番に目に飛び込んでくるのは、数千の真珠が使われているウエディングドレスです。
ひときわ胸元と背中の大粒の真珠が目を引きました。
天然真珠で約9ミリサイズで美しさや形が揃っているのなら、奇跡と言えるのではないでしょうか。
“世紀のロマンス”と世界中が注目した、グレース・ケリーは、女優として最後の作品となった映画『上流階級』では、ため息の出るような美しさを放って人々の羨望を集めました。
この作品で彼女が左薬指にはめていたのが、カルティエのダイヤモンドリング。
(エメラルドカット&ステップカットの相性の良い組合せ)
モナコ公国のレーニエ公から贈られた婚約指輪でした。
つまり、特別な想いのこもったロマンスの証というわけでしょうか。
エメラルドカット10.47カラットの大粒ダイヤの存在感ですね。
彼女はフィラデルフィアの名家に生まれ、レーニエ公との結婚によりモナコ公妃となりました。
シンデレラのような夢物語として語り継がれるのは、彼女のエレガントな美しさゆえでしょうか。
そんなグレースが愛したのが、カルティエのダイヤモンド。
エメラルドカットのエンゲージメントリングは、彼女の凛とした気品に合いまった輝きです。
また、公式の場でたびたび身に着けたカルティエのネックレスにも、大粒のラウンドカットダイヤモンドの間に、エメラルドカットダイヤモンドがタテヨコに配置されています。
“大粒のカボションカットのルビー&ダイアモンドティアラ”は、結婚式のためにモナコ国民からグレース ケリーへの結婚祝いのプレゼントでした。
トップのルビーとダイヤモンドの花の部分を取り外して、ブローチやネックレスにすることもできる、国民の愛情がうかがい知れる作品ですね。
一方、お花や押し花も愛されておられたので、遊びごころあふれるアニマルモチーフやフラワーモチーフのダイヤモンドジュエリーも、愛用されておられたようです。
ダイヤモンドの尻尾が立った可愛いプードルのブローチ、パール使いのコンビネーションが新鮮なめんどりのブローチなども表情豊かな人柄が感じられます。
ピンクコーラルとダイヤモンドのジュエリーは、いかにもヴァンクリーフ&アーペルです。
1ブランドだけでなく、ミックスしながら幅広いジュエリーコーディネートを好んでおられたとか。
沢山のドレスも展示されていましたが、上品な中にも優しさが溢れている様な美しさでした。