最後の紅葉も見ようと嵐山に行ったら、暗くなり・生憎の雨降りになってしまいました。
一番に見たかったのは、京福電鉄嵐山線の嵐山駅、「キモノ・フォレスト(友禅の光林)」。
京友禅による装飾が、目に飛び込みます。
改札口を廃止したので、駅の敷地全体が自由に出入りできる広場で。
「キモノ・フォレスト」は、京友禅の生地をアクリルで包み、
高さ約2mのポールにしたものを駅構内や線路脇のいたる所に設置し、
京友禅の林に見立てたもの。
嵐山駅の敷地全体を覆い尽くす京友禅の柱はなんと600本!
使用されている京友禅は、大正時代から続く老舗「亀田富染工場」の、
32種類の柄。
このポールにはLEDが仕込まれていて、夜には優しい光に包まれた幻想的な光の森に早変わりします。
中でも「着物の小径」は、両脇が京友禅の並木道になっているゾーンです。
また、駅構内の灯は全て電球色で、駅全体が温かみのある、優しい空間です。
「着物の小径」を抜けると、友禅に囲まれた小さな池があります。
これが、パワースポット「龍の愛宕池」です。
この池の龍に祈ると「希望が叶い」、
こんこんと湧き出る愛宕の水に手をひたすと、
「心に安らぎ」が訪れ幸せへと導かれるとされているそうですよ。
雨降りで、傘をさしていたので、手を浸せませんでした。
この龍の愛宕池の水は地下50mから湧き出る、
「霊峰・愛宕山の伏流水」。
一年を通して冷たい水が溢れんばかりに湧き出ています。
暗くなってから嵐山駅へ向かう電車に乗れば、
暗い線路を走っていた電車が光に包まれるように駅に入って、
夢見心地の感覚を体験できるとか!
12月9日(金曜日)~18日(月曜日)まで、嵐山の花灯路があります。
是非是非!
トライしたい体験ですよね。